ジャンルは、自分。〜ライバルがいなくなった人生 〜
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土曜日は、人生について書きたいと思います。
ジャンルは、自分。
〜ライバルがいなくなった人生〜
以前、作曲をしていて、悩んでいた時期がありました。
「これから、どんなジャンルの曲を書いていこうか」
クラシック、ジャズ、ポップス、ヒーリング……。
いろいろなジャンルがある中で、自分の進む道を決めようとしていたのです。
でも、考えれば考えるほど、迷ってしまいました。
「このジャンルは、もう〇〇さんが書いている」
「あのジャンルには、△△さんという素晴らしい作曲家がいる」
そんなふうに、いつの間にか、他人の存在ばかり気にしていたのです。
自分が何を書きたいかよりも、誰が何を書いているか。
自分の心よりも、周りの世界を見ていました。
ところが、あるとき、ふっと気持ちが軽くなりました。
それは、こんなことに気づいたからです。
「ジャンルは、自分でいいじゃないか」
クラシックを書いてもいい。
ジャズを書いてもいい。
子どものための曲も、人生の後半を楽しむための曲も、自由に書けばいい。
そこに、自分の思いや感性が込められていれば、すべてが「自分の音楽」になる。
そう思った瞬間、目の前がぱっ!と開けたような気がしました。
それから私は、いろいろな楽譜を出版するようになりました。
子どもが一本の指で楽しめる曲。
大人が懐かしい思い出を味わえる曲。
連弾で人と人がつながる曲。
心をゆるめるための曲。
音楽の形は、それぞれ違います。
でも、私の中では、どれも同じところから生まれています。
それは、音楽を通じて、誰かの毎日を少しでも豊かにしたいという思いです。
ジャンルを決めてから曲を書くのではなく、
自分の思い、つまり「ミッション」から曲が生まれる。
そして、曲を書くたびに、自分というジャンルが少しずつ育っていく。
そんな感覚です。
考えてみれば、これは人生も同じかもしれません。
私たちは、知らず知らずのうちに、自分を何かのジャンルに当てはめようとします。
「私は、こういうタイプの人間だから」
「この年齢なら、こうあるべき」
「この仕事をしている人は、こうしなければ」
そんな見えない枠を、自分でつくってしまうことがあります。
でも、人は本来、そんなに簡単に分類できるものではありません。
明るい日もあれば、静かな日もある。
誰かを支える日もあれば、誰かに甘えたい日もある。
新しいことに挑戦したい日もあれば、懐かしい思い出に浸りたい日もある。
どれも、自分です。
一つのジャンルに収まらなくてもいい。
昨日と違う自分がいてもいい。
自分らしさとは、一つの形を守り続けることではなく、変化する自分も受け入れていくこと。
そう考えると、人生はもっと自由になる気がします。
大切なのは、どのジャンルに属するかではなく、そこに
「自分」
がいるかどうか。
今日も、自分というジャンルに、新しい一ページを加えていきたいと思います🌈
🍀まとめの一言
自分のジャンルを見つけた瞬間、ライバルがいなくなった。
そして、ライバルがいなくなると、他人の才能を、心から喜べるようになった。




