体は動かなくても、心は動く。〜身体障害のある方のレッスン

おはようございます♪

🍁はじめに

新刊楽譜、昨日からたくさんのご注文をいただき、

本当に嬉しいです。ありがとうございます。



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木曜日は、教育について書かせていただいています。

  

身体は動かなくても、心は動く。

〜身体障害のある方のレッスン

昨日、千葉県にお住まいの、あるピアノの先生からご相談をいただきました。

「今度、重度の身体障害のある方々に、グループレッスンをすることになったのですが、どんなことをしたらいいでしょうか?」

私は、こんなご提案をしました。

「世界のいろいろな音楽を楽しむ、音楽旅行はいかがでしょう?」

   

日本、中国、インド、スペイン、フランス……。

世界には、さまざまな音楽があります。

それぞれの国のメロディを聴きながら、その土地の景色や文化に思いを巡らせる。

そして、参加できる方には、一本の指で音を添えていただく。

そんな時間です。

      

ただ、ピアノを弾けるかどうかは、参加の条件ではありません。

一本指で音を出す。

小さな楽器を鳴らす。

視線や表情で、好きな曲を選ぶ。

あるいは、ただ音楽に耳を傾ける。

それぞれの方に合った方法で、無理なく、音楽の時間を楽しんでいただきます。

       

そして、スペインの音楽が流れてきたら、情熱的な踊りを思い浮かべる。

フランスの音楽なら、街角のカフェを想像する。

日本の子守歌なら、懐かしい故郷の風景が浮かぶかもしれません。

居ながらにして世界旅行ができるのです。

 

そこで私は、この会のコンセプトとして、こんな言葉を提案しました。

「身体は動かなくても、心は動く。」

    

私たちは、音楽のレッスンというと、つい「何ができるようになるか」を考えてしまいます。

指が動くようになる。

リズムが叩けるようになる。

楽譜が読めるようになる。

もちろん、それも大切です。

    

でも、仮にそれができなくても、音楽はできます。

   

音楽教育とは、できることを増やすだけでなく、感じることでもあるのです。

    

たとえ、その場から移動することが難しくても。

音楽を通じて、遠い国に思いを馳せることができる。

音楽は、そんな心の旅への入り口になってくれます。

     

そして、この考え方は、障害のある方だけに当てはまるものではありません。

子どもにも、大人にも、高齢者にも。

      

今日は一本指で弾きたい。

今日は誰かの演奏を楽しみたい。

そんな選択ができるレッスンが、もっと増えてもいいのではないでしょうか。

       

参加の形は、一つでなくていい。

それが、「音楽のバリアフリー」。

        

今日も、一曲の音楽から、世界への小さな旅が始まります。

   

🍀まとめ

世界旅行の入り口は、指先だけではない。耳にも、心にも、入り口がある。

今日もお読みいただきありがとうございました。