自分を満たすと、音もやさしくなる
最近、意識していることがあります。
それは「まず、自分の心を満たす」ということ。
以前の私は、つい“誰かのために”を優先してしまっていました。
生徒のため、家族のため、周りのため…。
気づけば、自分の心の中はいつの間にかカラカラになっていたんです。
でも、ある日ふと気づきました。
心に余裕がないと、
どんなに正しいことをしても、
どんなに頑張っても、
やさしい音は出てこないんだ、ということに。
それから少しずつ、
自分の心を整える時間をつくるようになりました。
朝は、コーヒーをゆっくり味わいながら一日を始めます。
その香りを感じていると、不思議と心が落ち着いていきます。

仕事の合間には、外の空気を吸いに散歩へ。
季節の風や空の色を感じるだけで、
頭の中がリセットされる気がします。
夜8時を過ぎたら、仕事のスイッチをオフにして
自分の「好きなこと」を楽しむ時間に。
音楽を聴いたり、本を読んだり、趣味を楽しんだり・・・
ただ静かに過ごすだけでも、心が満たされていくのを感じます。
そして眠る前には、その日あった出来事に感謝をします。
小さな出来事でも、「ありがとう」を見つけるたびに、
一日の疲れがふっと軽くなるんです。
こうして自分の心を満たしていくうちに、
曲の中の音の響きが、少しずつ変わっていきました。
「がんばる」より「満たす」。
そのほうが、ずっと自然で、あたたかい循環が生まれる気がします。
音楽は、心の状態を映す鏡のようなもの。
だからこそ、今日もまずは——
私自身の心を、やさしく満たしてあげたいと思います🌿